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APEC前夜 北京最高レベルの警備態勢

2014年10月28日

 

【新唐人2014年10月28日】11月5日から11日まで開かれるアジア太平洋経済協力会議、APECを控え、北京では警備態勢が強化され、24時間臨戦態勢に入っています。大勢の陳情者や異見者が拘束されたほか、企業や学校は7日から6日間の休みに入り、行商人などは1日から13日まで営業を停止するよう求められています。

 

APEC首脳会議を控え、北京市では警備体制が一段と強化され、市内の公共交通機関のセキュリティ検査強化のほか、11月13日まで、長距離旅客輸送部門では北京方面へ向かう旅客の実名登録制が実施されます。

 

北京市民主活動家 劉星さん

「四中全会の前も、APECの開催前も北京では大々的に人を捕まえています。香港の情勢が重要要素の1つで、北京では今回少なくとも80人以上が拘束されています」

 

中国メディアの報道によると、APEC開催期間中、多くの企業が休業になるため、北京のミドルクラス以上の家庭の多くは海外旅行に出かけるそうです。

 

北京市陳情者 高振英さん

「APEC開催期間中、企業は6日間休業します。スーパーや商店も休業します。大型スーパーは休業するかどうか分かりません。会議のために市民の日常生活を制限するとはまったくです」

 

先週の共産党第18期中央委員会第四回全体会議の期間中は、各地からおよそ1万人の陳情者が上京しました。11月5日からはAPEC首脳会議を控えているため、警察当局は引き続き各地の陳情者が集まる陳情村「呂村」で取り締まりを行っています。

 

河南省からの陳情者

「毎晩家宅捜査があり、警察十数人が私の家に来たので、逃げ出しました。北京にはもういられません。APEC開催前に多くの陳情者が拘置所などに入れられています」

 

APEC開催のため、北京市当局は7月末から市内の新聞スタンドおよそ100か所を強制撤去し、朝食販売車の営業をも禁止しています。市の安全監督局は先日、11月からばらのガソリンの販売を禁止すると発表しました。行商人やバイクの流動を制限するための措置と見られています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/10/27/a1149236.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/李)

 

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